| 唐木仏壇の細工 |
唐木仏壇では、高価な唐木が使われています。一般的に唐木で仏壇すべてを作ると非常にに高価なものになってしまったり、硬い材質で湿気、乾燥により、ひび割れを生じるため、目に見える部分には唐木を使い、それ以外の部分には別の木材を使っています。
この工法を「練り」と言います。仏壇の全面のみに唐木が使われているものを「前練り」、
仏壇の全面と内側に唐木が使われているものを「二方練り」、三方に唐木が使われているものを「三方練り」、芯材を唐木で囲っているものを「四方練り」と呼びます。
高級品と普及品とでは価格に開きがあります。消費者のニーズが多様化している事、価値観の相違によるものと言えます。
塗仏壇などは、本来漆塗りでしたが、現在、大半の塗仏壇は漆ではなく、素人目にはほとんどわかりません。
三方練り
三方練り