| お仏壇の清掃 |
お仏壇の内部には、多くの飾り物や傷付きやすいもの等がありますので、清掃する場合は細心の注意が必要です。
まず、お仏壇の中で仏具と飾り物をはずし、外に出します。
御本尊、位牌などは、合掌した後、経机などの机の上に白布・白紙を敷き、その上に置きます。
毛バタキで軽くほこりを払い、柔らかい布で汚れを軽く拭き取ります。 空になった仏壇の中も乾いた布で軽く拭きます。
■ 金箔部分のお掃除
金箔は直接手で触ると指紋がついたりします。力を入れて拭いたり、濡れた布やぞうきんで拭くと金箔がはがれてしまいます。
金箔部分は仏壇専用の毛バタキでほこりを取る程度にしておきましょう。
もし指紋などをつけてしまったら、注意してシリコンクロス等の柔らかい布で軽く拭き取ります。■ 漆塗り部分のお掃除
漆塗りの部分は水に弱いので、水拭きは厳禁です。 乾いたシリコンクロスや綿の柔らかい布、ガーゼ等で汚れを軽く拭き取りましょう。
硬い繊維の布で拭くと傷が付いてしますことがありますので気をつけましょう。
茶湯器、花立て等水を使う仏具では、その底に水分がついてしまう事があり、漆が剥げることがあります。 底を乾いた布で拭き取ってから仏壇に置くようにしましょう。■ 金具部分のお掃除
仏壇には真鍮の金具が多く使われています。 真鍮は水分や塩分によってさびやすいので、直接手で触れないように、柔らかい布で軽く汚れを拭き取ります。